LEDヘッドライトで安全走行 夕方時に早めの点灯
歩行中の死亡事故のうち、約7割が見通しの効かない夜間に起きているため, 事故を減らすべく
国土交通省は交通事故対策としてヘッドランプに着目しているというお話。
周囲が暗くなると自動で点灯する「オートライト」や対向車を幻惑させずに遠くを照らす配光可変型ランプ インテリジェントAFS の普及を促します。
ヘッドランプを改善することでドライバーと歩行者が互いに存在を認知しやすくし、死者や致死率の減少を目指すというもの。
この機能を新車に義務化しようとしているのですが、生産コストがあがり車両価格に跳ね返ってきます。
オートライト自体は、対してコストもかかりませんがインテリジェントAFSの場合はやや高めです。義務化になると車両価格が高くなるので心配です。
車の先進国である欧州では、オートライト機能は既に義務化されており 昼間に点灯するデイライトも義務化されています。
交通政策審議会の専門会議が近くまとめる報告書に盛り込まれるそうです。
新車が義務化、現行の車や中古車は現状のままなのか?
気になるところです。
現在、日本ではデイライトは禁止されています。
メルセデスや欧州車ではよく昼間に点灯しているものを見受けられますが、日本ではポジションランプとして扱っているそうです。
正式にデイライトとして許可でればわざわざポジションランプとして扱う必要はないのですが。
「人対四輪」の死亡事故で、夜間に車両が直進している際に歩行者と衝突するケースが多いそうです。
運転者側は「漫然運転」や「脇見運転」、歩行者側は7割で横断に関する違反があり、発見の遅れからブレーキを踏む間もなく衝突することが致死率を押し上げているとのこと。
警察庁などは対向車などがいない限りハイビームで走るようキャンペーンなどを実施しているが、煩雑な切り替え動作を嫌ってロービームのまま走る運転者も多い。光軸を進行方向に向けたり、対向車や歩行者を幻惑させずに遠方を照らせるようになれば、歩行者や自転車を見つけやすくなる。
つまり、インテリジェントAFSは夜間走行時の対人事故を防ぐことができると考えているようです。ロービーム・ハイビームの切り替えを自動的に行なってくれるインテリジェントAFS
アウディの一部の車は、マトリクスLEDを採用し非常に正確にロー・ハイの切り替えを行っています。
明るいLEDヘッドライトで夕方時には早めの点灯を心がけて安全運転に努めましょう。